こっこ、主婦をする

26歳、超ゆるキャリママです。東京のタワーマンションから思いがけず田舎の村に移住してしまったよ。思ったことをつらつら書くよ。

私が専業主婦でいることをやめた理由

 

いま、ゆるキャリ主婦としてわりと安定したワークライフバランスを維持できている私ですが、ふと「あ〜専業主婦もどりたい」と思うことがあります。

で、なんで働いてるんだっけ、なんで専業主婦のままでいなかったんだっけ、と考えた時に、専業主婦やってみて自分に起こった2つの変化にたえられなかったからだと思い至ったので記録を。

 

私が専業主婦をやっていた期間は、妊娠〜出産〜育児までで合わせて多分1年弱くらいかな。22歳から23歳の一部を専業主婦として過ごしました。

夫の仕事の都合で一度仕事を辞め、そこから妊娠中の短期の仕事、産後にまた仕事を変えて今にいたります。

 

妊娠中にもわざわざ面接をうけ、産後はわざわざ保育園に入れるところに引っ越してまで仕事をしている…と言うとすごく仕事に生きる人みたいですが、

私がしている仕事ってめちゃくちゃ社会に貢献しているわけでもなく、自分自身にすごいビジネススキルがあって社会から求められるような人材っていうわけでもありません。今やってることが将来なんのキャリアになるの?って言われたらそれすらよくわからない。ありがたいことに、経済的に私も働かないと生活していけないという状況でもないです。

じゃあなんでそこまでして働いてるの?ってよく人からも言われるんですが、

端的に言えば、専業主婦でいる自分に耐えられなかったから。

 

耐えられない自分ってなんだよっていうところで 、子育て専業主婦として過ごした1日をまず振りかえってみます。

 

引っ越す前は夫の職場から少し遠いところに住んでいて、朝7時〜夜22時くらいまでひとりでこもりっきりの育児。地元も遠く、東京に来てからの知り合いもまったくいない状態でこれはけっこうきつかった。

 

3人分の家事なんて、子どもに手をやいてる時間を含めても朝10時くらいには完了。「さて今日は何しよう…」とよく午前中からぼや〜っとしてました。

時間の使い方が上手なママさんは、スタイとか手作りしたりママサークル行ったりしてるんだろうなぁと「ひよこクラブ」とか「mamagirl」のそれらしいページを見ながらぼんやり…。そういや一応ママ&ベビーヨガとか、育児カフェとか行ったことあったけど1回こっきりだったなぁ。せっかちな自分の性格に合わなかったもよう。

 

で、「赤ちゃんには積極的に笑顔で話しかけましょう!」という元気のいい活字にあおられ我が子に一応話しかけたりしながら過ごす。

 

私「ねぇねぇ今日はいいお天気だね(ニコニコ)」

子「…(まだ目もあわせられない)」

私「お昼食べたら駅前までお散歩いこうか(ニコニコ)」

子「…(まだ笑えない)」

私「…(真顔)」

子「…(真顔)」 

私「はい…そうしますかね…っと」

 

こんな感じですばらしく一方通行の言葉しか発してなかったな。しょうがないんだけどね。で、もちろんひとりでお昼ごはん。ひとりで食べるから今日も冷麺でいいか、めんどくさいから具なしでいいや、とかやってました、ひどいですね。もちろん楽しくないんですよそんな食事。

 

で、気分転換に子とおでかけするけど、近所だし誰も知り合いいないし子どもと一緒だし…となると美意識の低い私はほぼすっぴん+ゆる〜い服。体のラインだけ見ればトトロ見たいなかっこでしたね。だっこひもして、のそのそとおでかけするのですが、

 

化粧品コーナー行って派手かわいい口紅を見ても、繊細なレースのワンピを見ても、「これ使う場面ないしな…」とトトロ落ち込む。「やわらかい生地のほうがだっこした時の赤子の肌にもいいよな」とトトロ考える。「いや、そもそもそんなお出かけとかしないしこの近所だけの行き来だし、服買わなくていっか」てことでトトロ帰宅。

 

何しに行ったのかよくわからない時間を過ごし、夕方になってスーパーに行って、食材と日用品買って夜ごはん作るけど、夫は今日も遅くなるらしく、またひとりでごはん。

全裸で家のなか駆け回って子をお風呂に入れたり、泣きやまない時は童謡歌い続けて、やっと子が寝て、夫が帰ってきてごはんあっためて、やっと大人と喋れる!と今日あったどうでもいいことをつらつら話してトトロの1日終了。

今改めて振り返ると、ひどいな…もうちょっといい時間の使い方あったろうに…。

 

 

さてこういう生活してると私に2つの変化が起きました。

 

 

まず、家族(夫)にすごく依存的になってしまった。

もう1つは、「ママ」としてしか生きられない自分になってしまった。

 

 

まず1つめ、これが何より耐えられなかったのだけど、上の生活をみて分かるように、育児中ってほんとにまともに大人と会話したりコミュニケーションとれる時間がなくて。

唯一接触できるまともな大人が夫なので、「しゃべりたい!一緒にいたい!」ってすごく依存していたと思う。だからちょっと飲み会とかあると「いいよね。自分は」みたいになったり。同僚とランチ行ったって聞くだけで「いーなー、私なんかひとりで具なし冷麺すすったのに」とか思ったり。←これは自分で工夫すりゃいい話だけどね…

 

直接言わないまでも、そういう「家族以外とコミュニケーションとれてる夫」にすごくイライラして嫉妬してた。つきあってる時は全然束縛なんてしなかったのに、「飲み会断れない?」とか「何時に帰るかちゃんと言って」とか言ってる自分にすごく嫌気がさしてたし、夫もしんどかったと思う。

 

妊娠〜育児までなにかと協力的な夫ではあったけど私のなかではそれによって失うものへの不公平感が拭いきれてなかったのかな。

「自分は仕事続けてるじゃん、友達も近くにいていいよね」

「男は体になんの変化もなくていいよね、こっちは胸垂れて性器切れてるのに。そっちも半年くらい性器腫れたらいいのに」←下品ですねすみません

「仕事いってる間はパパじゃないじゃん、私は24時間ママなのに」

とかぐだぐだ思っちゃってね、ほんともう今になるとこの頃の自分が嫌すぎる。

でもそういう自分になっちゃうくらいやっぱり孤独な育児ってすごいストレスなんだよね。だから今、保育士さんと一緒に成長を喜んだり、いろんな相談できることがほんとにありがたく思ってます。

 

 

2つめに、「ママ」としてしか生きられない感覚が怖かった話。

これは、さっきのママサークルや育児カフェになじめなかった話につながるんだけど、こういう種類の「息抜き」って、たしかに家にこもりきりよりは全然健全でいいんだけど、結局「ママ」である自分からは離れられないんだよね。

 

「ママ」として参加するイベントやコミュニティでは、やっぱり他の方も「ママ」としてそこに存在してるから、話す内容って育児のことや家事のことがメインだよね。

仕事をし始めて同年代と話すと、恋愛の話とか仕事の話っていう「ママ前提じゃない話」ができるのがすごく新鮮だった。

 

あと、専業主婦だと私の場合はほんとに生活の場所が限られちゃってて「ママとして」必要なものしか買わなくなってた。会社の飲み会で着るワンピースや、仕事用のメイクに使う口紅は、やっぱり専業ママ時代とは違う。

 

ほんとにおしゃれな人は専業ママの暮らしの中でも多分かっこよくキメてるんだろうけど、私の場合は、引き締める「場」がないことでほんとにトトロ化してました。当時の写真みるとなんか老けてるし全体的にまるい。

 

服なんかの小物ひとつでも、常に「ママ」が頭から離れない。そうなると、「ママじゃない自分」がほんとに求めたのって何だっけ?て分からなくなる。

仕事を始めてしばらくはこの感覚が抜けなくて、「自分が欲するもの」よりも「ママとしての自分が欲するもの」で物事を判断していることが多かったと思う。

モノを買うとかだけじゃなく、たとえば仕事を選ぶ時でも、食事を選ぶ時でも、住みたい家を考える時でも、将来の夢を思う時でも。

 

子どもを産んだ以上、一生「ママ」なのでそこを無理に抜け出す必要はないんだけど、「私自身」は何を欲して、どういう人生を歩みたいの?ってのはちょっとママとか家族とかと離して考えられる時間は欲しいかな。

 

今日はいかに私が専業主婦時代にだらけていたかの告白のようになりましたが、

ほんとに人生の楽しみ方が上手な人は、専業主婦でもバリバリ楽しんでいると思うし有意義な時間を過ごしていると思うので、決して専業主婦批判をしたいわけではないことだけ誤解を与えなければいいなと思います。

ただ自分には専業主婦という過ごし方をしている時にあまり望ましくない変化が起こったことを忘れないように今日メモをし、やっぱりどんな形であれ働いてたいなと思った次第です。

 

そんな感じで、きょうはおしまいです。